『みんなからみえないブライアン』
『みんなからみえないブライアン』
が出ました。
トルーディ・ラドウィッグ作
パトリス・バートン絵
さくまゆみこ訳
くもん出版
2015.06
原題:THE INVISIBLE BOY by Trudy Ludwig & Patrice Barton, 2013
私が前に訳した『ひとりひとりのやさしさ』(ジャクリーン・ウッドソン文 E.B.ルイス絵 BL出版)には、転校生をわざと無視したり、あざけったり
するいじめが出てきました。いじめは、子どもをめぐる大きな問題なので、子どもの本でも取り上げられることの多いテーマです。
でも、この絵本のブライアンは積極的ないじめを受けているというより、目立たないために、みんなからついつい忘れられてしまうようです。友だちから忘れられるだけでなく、ほかに手のかかる生徒を抱えていれば、先生までその子がいることになかなか気づきません。
ブライアンは人の痛みがわかる子どもです。なので、転校してきたジャスティンがからかわれた時に、得意な絵をつけた手紙を書かずにはいられなかったので
しょう。それをきっかけにして、友だちの輪が広がっていくのがすてきです。
この絵本は、どうぞ後ろの見返しまで見てくださいね。
(編集:宮本友紀子さん 装丁:森枝雄司さん)
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