サルヴァ・ドゥットさんの物語
ただ今私は、戦争について書かれた児童書のガイドブックをつくっています。
で、リンダ・スー・パークの『魔法の泉への道』(金利光訳、あすなろ書房)を三度目に読み直していました(やっぱりもう一度読み直さないと責任持って原稿が書けないので)。主人公はサルヴァ。
スーダン南部で内戦によって故郷を追われ、親が殺されたり親とはぐれたりして、エチオピアの難民キャンプまで逃げていくけれど、91年にメンギスツ政権が倒れると、その難民キャンプを追い出され、今度はケニアの難民キャンプに向かう子ども(そのうち若者になりますが)たちの話です。この子たちはロストボーイズと呼ばれて一部はアメリカに迎えられます。リンダ・スー・パークもアメリカで会ったサルヴァ・ドゥットさんというロストボーイに出会って話を聞き、この本を書いています。
関連資料にあたっていたら、このサイトを見つけました。
サルヴァ・ドゥットさんは(映像を見るとわかりますが、とても知的な賢い人です。11歳から家族を失って一人で生き抜くことを余儀なくされ、長い年月を飢えや暴力にさらされて過ごした人とは思えないくらい。人間ってすばらしいと思わせてくれるような人です)、アメリカで教育を受けた後、今はスーダンに戻って「南スーダンに水を」(本の後書きはちょっと間違っています)というNGOを立ち上げて、南スーダン各地に井戸を掘ったり、学校を建てたりしています。
彼のウェブサイトにサルヴァさんの話している映像があります。
http://www.waterforsouthsudan.org/salvas-story/
またリンダ・スー・パークがサルヴァさんと話している映像も見つけました。2014年の映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=H1Q6pj4l5uA
サルヴァさんが幼い子どもたちに話している映像もありました。兄弟げんかをすると言う子を、「だめだよ」とたしなめたりしています。戦争とけんかが、彼にはダブって見えるのでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=D33I3Uqr8VE
また、こんな資料も見つけました。サルヴァさんのようにチャンスに恵まれなかったロスト・ボーイズたちの記事です。彼らは親から離れて故郷を追われ、せっかく落ち着いたエチオピアの難民キャンプから追われて銃撃されただけでなく、難民キャンプにたどりつく途中で、多くが野生動物に食われたり、飢餓や不発弾にやられたりして命を落としているのです
ね。でも、なんと、ロストボーイズ(どうして女の子はほとんどいないんだろう? みんな結婚してしまう?)のほとんどは、まだ難民キャンプから出られない
でいるのです。
http://blog.goo.ne.jp/renkanere/e/3d72276dffe18501b02ea36bd9451f2e
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