『怪物があらわれた夜〜『フランケンシュタイン』が生まれるまで』
『怪物があらわれた夜〜『フランケンシュタイン』が生まれるまで』
が出ました。
リン・フルトン/文 フェリシタ・サラ/絵
さくまゆみこ/訳
光村教育図書 2018.12
原著:SHE MADE A MONSTER: HOW MARY SHELLY CREATED FRANKENSTEIN by Lynn Fulton, ill.by Felicita Sala, 2018
メアリー・シェリーという若い女性が、どうして『フランケンシュタイン』という物語を書いたのか、その背景がとてもわかりやすく描かれた絵本です。ちなみにフランケンシュタインというのは怪物の名前ではなく、実験を重ねて怪物を作り出してしまった男の苗字です。
この絵本を訳すにあたり、『フランケンシュタイン』をもう一度読んでみました。ずっと前に読んだことがあったのですが、それほど印象に残っていなかったので、絵本を手もとに置きながらもう一度読み返してみたのです。
そうしたら、やっぱりおどろおどろしいだけの物語ではないということが、よくわかりました。物語は今のSFと比べるとまだるっこしいところもあるのですが、だからよけいに怪物の悲しみや恨みが切々と伝わってきます。
この絵本には、女性が評価されない時代にあって、メアリーはどうしたかったのか、ということも描かれています。
(編集:相馬徹さん 装丁:城所潤さん+岡本三恵さん)
*「ニューヨーク・タイムズ」/ニューヨーク公共図書館ベスト絵本
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